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造園会社で働く魅力!反対に気をつけたいこととは

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造園会社と聞いたらどんなイメージを持つでしょうか。実は造園工事は建設業法により仕事内容が定められており、木を植えたり切ったりすることはもちろん、景観を構成するすべての要素が工事内容に含まれています。そのため、遊歩道や照明設備の設置も造園工事の一部です。では、造園会社にはどのような魅力があるのでしょうか。求人において気をつけたいことと併せてご紹介します。

造園会社の仕事内容


まず、造園会社が行う仕事内容について大きく3つに分けてご紹介します。1つ目は植栽業務です。植栽業務とは読んで字のごとく、植物や樹木を植える仕事です。また、この業務内容には植物にとって欠かすことのできない土に関する仕事もあります。まず、植える作業ですが、基本的には手掘りで穴を掘ります。もちろん場所や依頼主によっては機械を使用することもありますが、まず手掘りであることが多いです。やみくもに植えていいというわけではなく、場所はあっているか、本数は依頼通りかといった図面との照らし合わせと、植えた植物がまっすぐに植えられているかということをきちんと確認する必要があります。土を入れる作業は泥入れと言います。泥入れも機械を使わずに人力で行うことの多い作業で、トラックで運んできた土を依頼のあった場所まで運びます。運び入れた土は、指定された高さになるように均します。

2つ目は剪定業務です。街中の道路でも街路樹などを切っている人を見たことがあるでしょう。剪定は大きく分けて3つの方法があります。「刈込剪定」は、刈込ばさみや電気バリカンなどを使用して剪定する方法です。つつじ類などの低木はこの作業で剪定をすることが多く、植木の高さを揃えることが目的です。「街路樹剪定」は比較的高さのある街路樹に対して行う剪定で、のこぎりを用いていらない枝は根元から切り落とし、木の形を整えます。「透かし剪定」は植木の枝を切ることで、きれいに見せるための剪定作業です。求められる技術レベルは3つの中で最も高いです。

3つ目は造園業務です。その名の通り、庭を造る仕事で、依頼主は個人の庭から料亭や旅館、ホテルなどです。依頼主や設計士との綿密な打ち合わせの上で庭を作り上げます。個人の好みにより日本庭園から洋風庭園まで様々な依頼があります。植栽をするだけではなく、石を積んで池を作るのも造園業務の一環です。

造園業の魅力とは


造園業の魅力は、空間と時間を作ることができるという点です。作られた庭園で依頼主や訪れた人が過ごす、そんな空間と時間を演出することができるのが造園です。美しく整えられた庭は人の心を穏やかにし、安らかな時間を提供します。仕事中は自然の中で体を動かしながら作業を行えるため健康的だと感じている方も多い職業です。また、最大の魅力は依頼主がいるため、その感謝の言葉などを直接聞くことができるという点です。作業中や作業終了後、完成した庭を見た依頼主から「ありがとう」や「きれいになった」などといった言葉を聞くことがやる気につながるとする職員も少なくはありません。

造園会社に勤める注意点


造園業は、力仕事も多い仕事です。また個人庭園などは、盆前などの気温の高い時期に作業を行うことが多く、ハードな作業となります。造園会社によっては雨天も合羽などを着て作業する必要があり、晴天より多くの体力が必要です。作業時間も、依頼の場所が遠方であれば出勤時間が早くなり、帰宅できる時間も遅くなります。そのため、体力がない場合はそれを考慮し休みをもらえるか、休憩はどのくらいあるのかということを確認しておいたほうがよいでしょう。また、剪定作業は高所での作業が多くなりますので、高所恐怖症の方は低地での作業を多くしてもらうなど、配慮があるかは大切なことです。

求人で職場を探すのに大切なことは、その造園会社の社長や親方との相性です。配慮の有無や、休日の取り方、残業の有無などです。特に残業については、給与形態も含めてしっかりと面接時などに聞いておきましょう。例えば日給の場合は、どれだけ一日に残業があっても決められた額以上は払われないことも少なくはありません。月給であれば、その月に何時間残業があっても固定残業代として支払われるだけの場合もあります。

造園会社に必要な資格とは


造園会社に勤めたいのなら、いくつか有利な資格がありますので、ご紹介します。まずは自動車運転免許です。造園会社によっては自分でトラックの運転をする必要がありますので、免許の取得は有利に働きます。トラックの運転に必要なものは中型の免許です。また、トラックはMT車ですので、AT限定で免許を取得した方は限定解除をする必要があります。手作業の多い造園業ですが、必要な機械があれば運転する必要が出てきます。クレーンやパワーショベルの運転免許を持っていれば有利になる場合もありますが、入社後に必要になればその都度取得してもよい資格です。

造園会社に勤めるなら


造園会社は、庭園を造る仕事をしています。暑い時期や雨天でも作業をする必要があり、手作業も多い仕事ですので、体力がないとなかなか困難です。求人の際に大切なことは、会社の社長や親方と相性が合うかどうかです。必要な配慮はしてもらえるのか、残業時間がある場合残業代はきちんと支払われるのかといった労働に必要なことはきちんと聞いて、自分に合った職場かどうかを確かめておきましょう。

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